今回は普通ベニヤを用いたコンクリート打ち放しの色合わせ補修を受注致しました。
ジグザグの複雑な多面体を持つ打ち放しコンクリート構造物で、同様の仕様が全3棟あります。
型枠にはパネコートではなく敢えて合版ベニヤを使用し、独特な風合いや雰囲気、
質感等を狙ったものと聞きました。
現場に到着すると、ジャンカ、表面硬化不良、コールドジョイント等、
複雑な多面体に不良箇所が目立ちました。
意匠を凝らした打ち放しだけに、施工者の苦悩が伝わってきました。
ゼネコン担当から相談され、取敢えず見本出しを見てから判断する事になりました。
補修後を見計らって、施工責任者と設計事務所の先生がやってきました。
OK!
施工責任者も設計の先生も、溢れんばかりの笑顔でニコニコしていました。
喜ばれる仕事に携わることが出来て、私もとても嬉しかったです。
それにしても、補修箇所が全くわからない仕上がりは、すごい技術だと感心します。