『瓶の中のノミ』・『鎖に繋がれた象』というお話はご存知でしょうか?

2つのお話はどちらも同様の内容です。

 

ノミは自分の体の100~200倍の高さを跳躍し、1mくらいは跳ねるそうです。

高さ30cm程の瓶の中にノミを入れ蓋をすると、瓶の中に入れられたノミは

逃げ出そうと何度も跳躍しては蓋に当たり、そのうち逃げることが出来ないと諦め、

ビンの蓋を取り払っても、もはや跳躍することを止めるそうです。

 

そこに新たに別のノミを一緒にさせると、

当然新しい方のノミは跳躍して瓶の外に出てしまいます。

それを見ていた挑戦することを諦めたノミの方も、

俄然自分の能力を思い出し、脱出を信じて勢いよく跳躍するそうです。

 

成長した象は、その力を持ってすれば簡単に逃げ出せるような

細い鎖でも振り切って逃げようとはしません。

小さい頃は、繋がれた杭から逃げ出そうと何度も鎖を断ち切る試みをするため

太い鎖で繋がれ、度重なる失敗によって自らの限界(能力)を制限してしまい、

逃げようとする挑戦を諦めてしまうのだそうです。

そして成長した象は繋がれていると言うだけで、

簡単に断ち切れる程の細い鎖にもかかわらず、

おとなしく繋がれたままでいるのだそうです。

 

以上が『瓶の中のノミ』・『鎖に繋がれた象』のお話の要旨です。

どちらも度重なる失敗によって挑戦することを諦める内容ですが、

自らの能力を限定してしまうことほど、

可能性を押し潰すものは無いというお話です。

 

弊社は炭平コーポレーションを中核とするグループ企業ですが、

炭平コーポレーションは創業400余年と言う長い歴史を持つ会社です。

刻んだ時間の流れの中では、様々な試みがなされ、

可能性が有れば真剣に取り組み

失敗を経験しながら今日に至っています。

繰り返し挑戦し続け、変化を遂げてきた会社です。

 

弊社もグループ企業の一員として、

挑戦することを諦めない、伸び伸び自由な可能性をもつ存在でいたい、

スタッフ個人としても、組織である会社としても

挑戦する可能性を持った存在でいたい、

『瓶の中のノミ』・『鎖に繋がれた象』の話から

ふと、そんなことを考えた次第です。