生コンクリートは半製品です。

それぞれのオーダーに応じて、要求性能を満たすスペックの生コンクリートが出荷されます。

要求性能を確保するために生コン工場では過去からの膨大なデータを蓄積し、

要求性能に見合った配合を決定し、安全側に余裕を持たせたスペックで出荷します。

 

出荷された生コンクリートは製造直後から、水和反応による硬化が始まるため、

JIS、コンクリート示方書及びJASS 5で運搬時間の限度を定めています。

 

その限度は周知の通り “1.5時間” 。

生コンクリートは、その “1.5時間” と言う枠の中でのみ扱える商品であり、

逆に言えば “1.5時間” の枠の中で需要がなければ仕事がないという宿命を背負うことを意味します。

 

でも・・・。

 

最近は少しずつ “1.5時間” の枠に縛られずに依頼に応じることが出来るようになってきています。

 

コンクリート補修は “1.5時間” の枠は関係ありません。

どこにでも伺い作業ができます。

 

有難いことに、ホームページから依頼が来ることもあります。

組合に加盟する生コン工場にとって、

ネットを通して直接依頼があり、取引ができると言うことは従来では考えられないことです。

 

新たな時代の到来です。