心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
(by ウィリアム・ジェームス)
お寺、神社、会社、或いはカレンダーや書籍など、
いたるところに心に響く言葉が書かれています。
私の知っている方に、こう言う類の言葉に触れるたびに
メモを書き留める方がいます。
見せて頂いたメモ帳もボロボロに膨らみ、
既に数冊になっているということでした。
その方は「心に響く言葉は、自分の行動を省みるときに役立つのです。
また、判断を迫られる時にも役立ちます。」と笑いながら仰っていました。
冒頭の言葉は、これまでにも何度か耳にしたことのある言葉ですが、
先日改めて触れて、新鮮な響きが感じられた言葉です。
時の流れに関して、日本人は古来から『…諸行無常の響き有り…』(平家物語)とか
『ゆく河の流れは…久しくとどまりたるためしなし…』(方丈記)など、
移ろう時間に敏感だったのだと思います。
日本人は桜が大好きですが、散り際が潔く鮮やかで“儚さ”を感じさせるからだと思います。
できることならいつまでも変わることのない状態を望みながら、
それが難しいために“儚さ”が感じられ、パッと散ってしまう花びらに
寂しさを伴うような感覚を持つのではないでしょうか。
本当は普遍への憧れが強くあり、できることなら変わらない存在でいたいと思うけれど、
実際には時の流れに対して変わらないと存続し続けられない、
その変化への対応が難しいから儚く寂しいのだと思います。
“大変”という言葉がありますが、読んで字のごとく大きく変わると書きます。
大きく変わるような環境に対応するのは、人にとっては苦痛で心配で恐ろしく勇気も必要で、
文字通り大変だと感じるのです。
弊社グループの中核企業である炭平コーポレーションは、1614年(慶長19年)に創業しました。
この年は大阪冬の陣が起きた年で、歴史年表をながめてみると、遥かな時の流れを感じます。
長い時の流れを脈々と生き続ける過程で、
働く先輩方の一人ひとりが勇敢に変化に対応してきて今日があるのだと感じます。
手帳を見せてくれた方のように、心に響く言葉を
行動や判断に役立てることができたら、
冒頭の格言はとても大切な指針になるのかもしれません。
小さな意識が大きな変化の流れを形成し、
将来を大きく変えていく。
そのように意識することから、
大きな変革が生まれる。
改めて冒頭の言葉に響きを感じたのは、
その方のように自ら選択判断してその格言を実行したなら、
おそらく本当に現実に反映されるだろうと感じているからかもしれません。
変化の初めは考える力だと感じます。
継続することと変化を遂げていくこととは相反するものではなく、
また、変化は挑戦することと同義語なのではないでしょうか。
挑戦することを継続することが個人にとっても企業にとっても大切だと、
この言葉に触れて感じた次第です。
『徒然なるままに…心に映りゆく由無し事をそこはかとなく書』きましたが、
たわいもないお話を最後までお読み頂きましてありがとうございます。
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